Daily Paderborn/パダボーン日記

東北からドイツのパダボーンに留学している大学生の日常を徒然なるままに書き記したブログです。

ドイツの自転車事情。アブな過ぎるドイツ製自転車の仕組み!【パダボーン日記】

どうも、とりぴです!

 

本日は僕の使用しているドイツ製の自転車があまりにも不可解なつくりをし

ているので、それについてのお話です。

 

 

僕が現在使用している自転車は、大学のバディから受け取ったもので、

見た目はかなり古い雰囲気のものだったので、

新しい自転車はもう少し安全なつくりをしているものだと思われます。

 

僕がこの自転車を使用していて非常に使いづらい点を3つ発見したので

それを皆さんにシェアしていきます。

 

 

ドイツの自転車の使いづらい点

 

①後輪がハンドブレーキ(持ち手の部分にブレーキ

がついている)ではなく、

コースターブレーキ(ペダルを逆に回すとブレーキ

になる)である点。

 

日本にいると自転車のブレーキは右ハンドルに前輪のブレーキがついてい

て、左ハンドルに後輪のブレーキがついているのが普通ですが、

 

僕が現在使用しているブレーキは、ハンドルについているブレーキは右側だけ。

 

つまり、前輪しかハンドブレーキが効きません。

 

自転車を停める際、主に使用するブレーキは後輪のブレーキなので、

 

ハンドブレーキだけでは十分に止まりません。

 

どうするのかというと、ドイツの自転車の多くは、ペダルを逆に回すことで

後輪が止まるようにできています。

 

これをコースターブレーキといいます。

ヨーロッパやアメリカでは古くからこのタイプの自転車が主流だったようで、

今でもこのタイプの自転車が市場に出回っているのですが、

 

 

非常に使いづらいです。

 

 

まず、急ブレーキができません。

 

ペダルを漕いでいる動きをしているときに、急遽、ペダルを後ろ向き

に回すという真逆の動きを求められても、確実に混乱します。

 

できたとしても、ハンドブレーキよりも確実にタイムラグが発生します。

 

しかも、ハンドブレーキと違い、車輪を逆回転させることにより動きを止め

 

るので、(ハンドブレーキは車輪を挟むことで止める)

 

確実にスリップします。

 

つまり、コースターブレーキは急ブレーキに圧倒的に向いてない作りと言えます。

 

 

僕はこの作りのせいで、段差に乗り上げ怪我をしそうになった経験がありま

す。

 

 

なぜこのタイプの自転車が淘汰されていないか不思議で仕方ありませんが、

 

ドイツでは自転車は高級品(安いものでも普通に3万円くらいする)なので

 

なんとかこのコースター自転車を乗りこなせるように慣れていきたいです。

 

 

そして地味に辛いのが、

 

こぎ始め位置の調節ができない点です。

 

信号などで止まった際、また走り始めるときに、無意識にペダルを動かしや

すい位置にするためにペダルを逆回転させるのが普通ですが、

 

それをこのコースターブレーキの自転車でやろうとしても、ただホイールが

ロックされるだけで、つんのめるのが関です。

 

こぎ始め一の調節ができないのは地味にストレスを溜める原因となり、

快適な自転車ライフを妨げます。

 

 

こうした理由から、コースターブレーキを主流とするドイツの自転車は、少なくとも日本人にとっては悪魔のような造りの自転車と言えます。

 

さらに、このブレーキの作り以外にも使いづらい理由があります。

 

 

②サドルが高くて足がつかない(ギリギリ)

ドイツの自転車はサドルが非常に高く、一番下までサドルを下ろしても、

 

足がつくかつかないかのギリギリの位置までしか届きません。

 

ちなみに僕は身長は173cmで足が短い日本人とは言え、ドイツにももっと身

長が低く、足が短い人はいるはずなので、この仕様は非常に不可解で

す。

 

先に挙げたようにただでさえ急ブレーキが効かないので足をすることで減速しようとしても、足が届かないのでなす術がありません。

 

このサドルが高いというのが、ブレーキが効きづらいという仕組みに、

輪をかけて自転車の危険度を挙げている理由です。

 

③カゴがない

どうやら一般的なドイツの自転車にはカゴがついていないのが普通らしく、

これが非常に不便です。

 

もちろんカゴがある自転車もあるのですが、体感的には8割の自

転車がカゴなしです。

 

スーパーに買い物をした際に、エコバッグを持って商品を詰めたとしても、

 

自転車にカゴがないので、必然的に片方の手で持ちながらの片手運転になります。

 

そうなるとバランスが悪い状態での運転になるので、

ブレーキの際の危険度がより増します。

 

ちょっとしたスーパーでの買い物の際に毎回、

「カゴがあれば楽なのにな〜」と思う毎日です。

 

 

まとめ

 

まとめると、ドイツの自転車が使いづらい点は

 

コースターブレーキである

②サドルが高い

③カゴがない

 

といった点です。

 

自転車大国と言われていて自転車に関してはとても発展しているのかと思っ

ていましたが、日本の自転車に慣れている人にとってドイツの自転車は

非常に扱いづらい仕様なので、

もしドイツでのサイクリングを楽しみたい方は、

日本での自転車と同じ作りのものを購入するのがベストです。

おそらく値段は張ると思いますが・・・笑

 

 

それではまた次の記事で!

 

Auf Wiedersehen!!