Daily Paderborn/パダボーン日記

東北からドイツのパダボーンに留学している大学生の日常を徒然なるままに書き記したブログです。

東北からドイツへ【留学生の日常】【9/1(土)-3日目(午後)】「電車を間違えてニュルンベルクに行ってしまい電車料金を倍以上払う羽目になった」

どうも、とりぴ(https://twitter.com/?lang=ja)です!

 

日本を出国してから3日目となる9月1日はようやく僕が半年間お世話になるパダボーン大学があるパダボーンにつく記念すべき日になるはずでした...

 

実のところ夕方の16時くらいに目的地について、店が閉まるまでの4時間くらいを必要なもの(WIFIなど)の購入に充てる予定でした。

 

しかし紆余曲折あった挙句、目的地のパダボーンについたのは夜の20時半でした。

 

その訳を説明していきます。

 

1日の様子

ホテルを出た後は、まずはフランクフルト中央駅に向かいました。

 

スーツケースとバッグだけで日本を出たのですが、あまりにも詰め込みすぎていたみたいで、一度出したら同じように戻らなくなりました。

なので、手荷物が一つ増えた状態でパーダーボルンに向かうことになりました。

 

思えば、この手荷物が増えた状態が、気を配る対象を増やし、脳のキャパシティを減らしたせいでのちの悲劇に繋がったことを考えると、もともとパンパンに詰まったスーツケースで来たのは悪手だったかもしれません。

 

 

 

最初は歩いて行こうとしたのですが、ホテルからの道のりをGoogle mapで調べたら、1時間30分かかると出たので、タクシーで向かうことにしました。

 

(ドイツでGooglemaするときはぱっと見の距離の乖離が激しいので注意が必要です。最初mapで見たときは中央駅の距離はせいぜい20分くらいだなと思って所用時間を調べたら5倍近く多くかかる距離だったので驚きました。)

 

一旦ホテルに戻り、オーナーに電話でタクシーを呼んでもらうことにしたのですが、掃除中で忙しかったらしく、道のりに進んで行ったら見つかるよと言われたので、ぶらぶら散歩がてらタクシー探しの旅に出かけました。

 

ドイツ人の特徴なのかもしれませんが、基本的にお金をもらうホスト側であっても自分ができないことやめんどくさそうなやりたくないことは普通に断って来ます。

 

日本の過剰なもてなされるサービスに慣れていると少々驚きますが、慣れるとそんなものかあという気持ちになります。

 

歩いて3分くらい経ったところに路面電車が停止していたので、中に乗っている方に「この電車は中央駅に行くのか」と尋ねたところ、「行く」との返答をいただいたので

乗り込むことにしました。

 

 

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路面電車。車両が結構多かったです。

 

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(値段は350円くらい。)

 

30分くらいで着くらしいので、のんびりドイツの風景を楽しんでいました。

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(サッカーしてます。ドイツっぽい!)

 

これで楽に中央駅つくと思った束の間、到着5分前くらいに急に電車がストップし、車内放送がなり、乗客たちが舌打ちしながら電車から降りていきました。

 

アナウンスはドイツ語で何行ってるかわからなかったので、近くの人に聞いたら、どうやら近くでデモが起きて、その通り道に電車がぶつかるので急停止したそうです。

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 遠目で撮影したので良く写ってませんが、とにかくデモが近くで発生してました。

 

ドイツでは今、反移民に対するデモが多いらしいので、それに関したデモかもしれません。↓

「独ケムニッツで極右デモ、対抗デモと衝突でけが人も殺人事件めぐり」

https://www.bbc.com/japanese/45326837

 

日本ではまずデモ自体がほとんど起きず、起きたとしても、そのせいで公共交通機関が止まることはあり得ないのでかなり驚きましたが、

このハプニングも留学あるあるということで、残りの道のりは歩いて行きました。

 

ドイツの町並みを見るいい機会になったので結果オーライでした!

 

全体的に建物が低く、空が広い気がします。

 

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路上にゴミ箱が置いてあるのも道が綺麗な理由の一つなのかもしれません。

逆に路上にゴミ箱がないのにゴミの少ない日本の清潔さに対するモラルの高さを改めて実感しました。

 

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今日も今日とて天気は最高でした。

今の所、ドイツに来てから天気が悪い日を経験してません。

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フランクフルト中央駅の近くの巨大な橋。左の白線で囲われた枠は自転車専用道路。

間違えて歩くことがないように気をつけるべし。

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電車から降りて歩いて約15分。

ようやく中央駅に着きました!

外観が古代ギリシャの神殿みたいです。

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入り口。

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天井がとにかく高い!!あと広い!!

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目的の電車が来るまで構内の椅子に座って疲れを癒してました。

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少し小腹が空いていたので、「ドーナッツ屋さんがあったのでそこでドーナツを3個とコーラを購入しました。

10ユーロしたので高いなと思いましたが、基本的に構内のものは全て高いのでドイツで食料を購入すると時はスーパーで買うのがオススメです。

 

ドーナツを食べていたら、乳母車に赤ちゃんを乗せたイスラム系の女性がこの子にドーナツを分けて欲しいとお願いして来たのですが、赤ちゃんにドーナツは体に悪いとの判断プラスすでに3つ全部食べ終えていて、あげようにもあげられないので断りました。

 

すると、だったらドーナツを買って来て欲しいという斜め上のお願いをして来たので、流石にそれは面倒臭いしお金がもったいないと思って断ったのですが、なかなか引き下がってくれません。

 

すると見かねた隣の席に座っていた黒人の男性が女性に何ユーロか渡したらどこかへ行ってくれました。

 

 

僕を救ってくれた黒人の男性に感謝です。

 

他にも困ったことがあって、駅のトイレを使用しようとしたら、まさかの有料だったことです。

入り口で1ユーロを渡すと、中に入れて、かつ構内のお店で使用できる0.5ユーロの割引券がもらえるという仕組みです。

(なので実質0.5ユーロという理屈なのですが僕は納得していないです笑)

 

以前、タイに行った時も、公共施設のトイレでお金を払う必要があったのですが、ドイツでも同じ仕組みとはつゆ知らず1ユーロを排尿行為に支払うことになりました。

 

公共施設のトイレが無料で使用できる日本のありがたみを再確認しました。

 

ちなみに構内は無料のWIFIが30分か1時間ほどの時間制限はあったものの使用できました。

 

乗車券は券売機で買うスタイルで、クレジットカードが利用できます。

 

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定刻通りに高速鉄道「ICE」が来たので乗り込みました。

僕が乗ろうとしていた鉄道は「ICE 578 Hamburg-Altona」という名前で、

フランクフルト中央駅(12:58)からKassel-Wihelmshohe駅で乗り換えて、

そのままPaderborn Hbf(16:08)に到着する便でした。(計64ユーロ=8500円弱)

 

鉄道の中は自由席は満席だったので通路にスーツケースを椅子がわりにして乗り込みました。 

 

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 ドイツの駅は改札がなく、電車に乗っていると駅員が切符を確認しに来て手動でチェックするわりと原始的なやり方を取っています。

 

ちなみに切符を買わない状態で乗って駅員に見つかった場合は次の駅で降ろされ罰金40ユーロ(5000円くらい)を払わされます。

以外に罰金料金は低いです。

 

電車に揺られて1時間ほどたったとき、

自分が乗っている電車だったら停車しない時刻に電車が停車していることがわかりました。

その時点では、電車が遅れているんだなと思ったのですが、

そこから更に30分ほど経って、本来乗り換えの時刻になっても電車が止まる気配を見せないので「これはおかしいぞ?」と思い始めました。

 

そこで同じく電車内の通路に座っていたドイツ人女性2人組に

「この電車ってどこに向かっていますか?」

と尋ねたところ、異口同音に

「Nurnberg(ニュルンベルグ)」

と言ったので愕然としました。

 

それもそのはず。

パダボーンがフランクフルトの真北であるのに対し、ニュルンベルグは真東。

正反対とは言わないまでも全く異なる方角 の電車に乗っていました!

 

間違えた理由としてはおそらく電車が遅延していたのに気づかず、1つ前の電車に乗り込んでしまったことが原因だと思われます。
駅員さんや乗客に確認を取らなかった完全に自身のミスでした。

 

「電車間違えた!切符が無駄になる!」と思った僕は駅員さんにこの場合切符は払い戻し可能なのかということを確認しようとしました。

 

しかしながら、ふとネットで調べてからでもいいな、と思い調べてみると、どうやらたとえ間違えて電車に乗っても不正乗車扱いで罰金を支払雨必要が出てくるみたいです。

 

実はこの電車内ではまだ駅員さんのチェックがきておらず、おそらく今回の便はチェック無しの便のようだったので、(チェックは毎回起きるわけではない)

わざわざ、罰金を支払う機会を自分から作りに行くところでした。

 

やはりググるのは大事です。

 

「簡単に解説!ドイツで電車の切符の買い方と乗り方」

↓このブログに載っていました。

https://toruko-neko.com/frankfurttrainsh

 

ニュルンベルグに着くまでの間、ひたすら駅員が乗車券確認しないようにと願っていました。

 

焦っても仕方がないので、再びニュルンベルグからのルートからパダボーンまでのルートを再検索したところ、夜20時に着く最終列車をなんとか発見したので

ドイツ来て最大となる集中力を発揮して正しい電車に乗る努力をしました。

 

ニュルンベルクからWurzburg Hbfに行き乗り換え、Kassel-Wihelmshoheに行きまた乗り換え、最後にPaderborn Hbfに着くという少し手間のかかる道のりでしたが、

最短のルートが電車の遅延により使用できなかったのでこのルートを選ばざるを得ませんでした。

 

ちなみにニュルンベルクからパダボーンまでは約4時間の道のりで、電車の乗り間違えや待ちの時間を合わせると約7時間以上移動に費やしていることになりました。

 

電車に乗るたびに、僕がドイツでお世話になるバディ(パダボーンの学生)に、この電車で合っていっているのか写真を「Whatt apps」で送り、

(ドイツでLINE使用者はほぼ無し。皆Whattappsを使用している)

 

更に、駅員さんに電車名を確認。ついでに乗客にも確認を取り、三重の確認をとった上で正確な電車に乗り込むことに成功しました。

 

一度でもミスをしてしますと、今日中に目的地にたどり着けず、寝床もないままドイツの街を彷徨うことになるので最早なりふり構っていられませんでした。

 

おかげで今度はミスをすることなく電車の乗り継ぎに成功し無事目的地に20時過ぎにはなったもののたどり着くことができました。

 

本当にホッとしました。 

 

駅についてすぐに、半年間お世話になるバディの「Mario」が迎えに来てくれまいした。

僕が電車を間違えた時も最適なルートを一緒に探してくれたり、乗る電車の色なども教えてくれた命の恩人です。

日本のゲームに出てくる配管工のような名前ですが、生まれも育ちもドイツらしいです。

人の名前を覚えるのが苦手な僕にとってはその点に関しても本当にありがたいです。

 

パダボーン駅からバスに乗り、(2ユーロくらい=360円)20分くらい揺られてパダボーン大学に到着しました。

 

今回僕がお世話になるのは Student dormitory Vogeliusweg(フーゲリウスウィグ)という学校からもスーパーからもついでに言うならばジムからも近い最高のスポットにある寮でした。

 無事に寮につき、その後、昼のドーナツから何も食べていなかったので食料を買いに、近くの「LiDL」という22時まで空いているスーパーに行きました。

 

スーパーでは閉店間際でかつ土曜日で明日に日曜を控えていることもあり(日曜日は休息日なので全ての店が閉店する)、ほぼ全ての商品が 売りきれ、残ったとしても形や鎖かけのものしかありませんでした。

チキンやチーズ、油、トマトソース、水、りんご、梨などを購入し、そのままカートに乗せたまま寮に戻りました。

 

寮があまりにも近い(歩いて2分) ので学生はカートに乗せて寮に購入したものを運び入れてその後戻しに行く人が多いみたいです。

 

寮に戻ると同じ共同部屋をシェアするインドからの留学生の女の子「Ape」さんがいたので挨拶しました。

 

中東系の友達と部屋で団らんしていたらしく、ヴィーガン(完全菜食主義者)向けのカレー的な食べ物を引っ越し祝いに振舞ってくれました。

 

野菜しか使用されていなかったのですが、かなり美味しくいただきました。

 

夜はバディのMarioとひたすらドイツ文化や日本文化について、お互いが興味持っているところを話しました。

 

Marioがまさかの「銀魂」好きだと言うことを知った時は驚きました。

 

なぜ数ある漫画のうちの「銀魂」を好きになったかは定かではありませんが、「銀魂」好きなドイツ人はかなり珍しいと思います。

 

以上が3日目です!

 

 

3日目の感想

朝からハプニング続きで精神と肉体をかなりすり減らした1日でした。

一番最初の電車に乗り込む際、実は3つ目のバッグを券売機のところに置いたまま乗り込んで発車の30秒めに気づき取り戻すと言う一歩まじ変えたらおしまいの行為もやらかしていて、本当にやらかしまくりの1日でした。

 

しかし、このパダボーン行きの電車を間違えてニュルンベルグに行ったことを、留学生グループの自己紹介で言ったらなかなかの好印象で、実際に留学生同士と会話するときも、最初に、「あのニュルンベルグに間違えて行った学生です」と自己紹介の鉄板ネタとして使用することが可能になりました。

 

なので、無駄に94ユーロ(約12000円)支払うことにはなりましたが、それ以上のインパクトある自己紹介を手に入れたと思えば、ある意味おいしい経験をしたと言えます。

 

留学の洗礼を勝手に受けたので、これ以上は無駄な出費や下手をこくことがないように留学生活をしていきたいです!

 

それではまた明日!Auf Wiedersehen!

 

4日目について↓

yazuyayazuya777.hatenadiary.jp